「調律のたびに、除湿剤を買わされるのですが、必要なのでしょうか?」
という質問を、本当に多くいただきます
結論から申し上げますと、まったくもって不要ですし、
私は販売をしたこともございません
北海道内は、冬期間にストーブなどの暖房器具により乾燥が酷いため、
年間でピアノに欲しい湿気が足りておりませんので、
冬場は逆に加湿器で水分を与えなければなりません
ピアノには、鍵盤の隙間や外装の隙間が多く取られておりますので、
内部に薬剤を入れても意味が無いのです。
そして、ピアノの背面には「響板」という薄い木材がむき出しになっております。
いくら内部だけを除湿出来たとしても、外からに湿気には全く太刀打ち出来ません
本当に除湿が必要なお宅の場合、高価な薬剤をその都度購入されるよりも、
電気店にて「除湿器」を購入された方が、絶対的に効果がございます。
ピアノ用の除湿剤や乾燥剤の効果を発揮されたい方は、
ピアノをいったん持ち上げまして、ビニール袋などで一台を隙間なく包み、
一切外気が入らないようにされてからお使いいただければ、効果がございます。
もちろん、この状態で弾くことは不可能かと思われますが。
いまだに、会社の評価を得るために、一生懸命薬剤を販売をされている同業者さんとは、
付き合いたくはございません。
話し合いをすると、確実に論破出来ますので、私には近寄らないほうが良いでしょう